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ドクターキューブ導入事例

ドクターキューブ
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瀬戸整形外科クリニック

院長 瀬戸信一朗

9診をドクター一人で担当。
「ドクターが動く」設計を極めた整形外科の効率化モデル

山口県山陽小野田市で73年にわたり地域医療を支えてきた医療法人社団 信愛会 瀬戸整形外科クリニック様。祖父の代に開業し、父の代では32床の単科病院として運営。そして8年前、三代目院長・瀬戸信一朗先生が継承され、時代の変化を見据えて無床診療所へと転換されました。

2025年9月に新築移転を実施。現在は「9診+処置室・点滴室など計13室以上」をフル活用し、医師一人で多数の診察室を回りながら診療を行う「ドクターラウンド型」の診療スタイルを構築されています。

この運営を支えているのが、ドクターキューブの予約・受付・呼び出しシステムと、院内独自開発の診察室カードシステムです。今回は、その効率化の仕組みについて瀬戸院長に伺いました。

「ドクターが動く」設計を成立させるための仕組みづくり

「診察室を増やすと患者さんの回転は良くなります。ただし、医師が動く分、効率化を徹底しないとロスが大きくなるんです」

瀬戸先生はそう語ります。診察室間の移動に30秒かかると、100人診療で約50分のロスになります。だからこそ、移動の無駄を極限まで削る必要がありました。

瀬戸整形外科クリニック

そこで導入したのが、ドクターキューブのチェックイン・呼び出し・院内表示システムです。受付では診察券による自動チェックインを行い、番号管理で患者動線を整理。Web問診は約6割の患者が活用し、来院時点で情報が電子カルテへ連携される仕組みを構築しています。

そしてその為のスタッフ動線を支えているのが、瀬戸先生が独自に開発した「診察室カードシステム」です。各診察室に設置したタブレットで、どの部屋に患者がいるか、次にどの診察室へ向かうべきかが一目で分かります。以前は物理カードで管理していたものをクラウド化し、院内どこでも確認・更新できるようにしました。

診察室カードシステムで次にどの診察室に行くかがわかる

「次にどこへ行くか迷わない。これだけで診療のリズムが大きく変わります」

この「迷わない設計」が、多診察室運用を可能にしているのです。

電子カルテ連携で呼び出し時間をゼロへ

効率化のもう一つの柱が、電子カルテとの連携です。

「カルテを見てから予約システムで患者を探して呼び出すと、検索に時間がかかってしまうんです」

電子カルテのランチャーにあるドクターキューブのボタン(右端)を押すと呼び出しがかかる

そこで導入したのが、電子カルテ画面から直接呼び出しを行えるランチャー連携。カルテを開いた状態でボタンを押すだけで、「◯番の方、◯診へお入りください」と自動音声と表示が作動します。1診のカルテで押せば「1診にお入りください」、2診なら「2診にお入りください」と、部屋を自動判定して呼び出しが行われます。

この仕組みにより、患者検索の時間がほぼゼロに。診察のテンポを落とすことなく、スムーズな回転が実現しました。

一方、レントゲン室など安全配慮が必要な場所では、あえて対面呼び出しを採用。すべてをデジタル化するのではなく、現場に適した形を選ぶ柔軟さも同院の特徴です。

「効率化は目的ですが、安全性と丁寧さは絶対に犠牲にしません」

合理性と医療品質の両立を強く意識されている姿勢が印象的でした。

患者導線もシステムの融合で効率化

呼び出し機能に加え、同院では予約から受付(チェックイン)、院内表示、会計呼び出しまでをドクターキューブで一体運用し、患者さんの動きと院内オペレーションの両面を効率化しています。

「来院した患者さんはタッチパネルで受付を済ませ、発行される受付票を確認するだけで次の行き先を把握できるため、スタッフが案内しやすいのはもちろん、患者さん自身も迷いにくくなっています」

受付票1つとっても迷わない導線づくりの工夫がされている

受付後の案内表示や診察室への呼び出しもシステムと連動し、現場の操作を最小限に抑えながら、スピーディーで分かりやすい案内を実現しています。

1秒の効率化を積み重ねていくためのシステム

「こうした仕組みの効果は、1回ごとの動作ではわずかな時間短縮に見えても、外来全体で積み上がると大きな差となって表れると感じています。呼び出し時の検索や確認といった数秒の手間が減るだけでも、1日、1か月という単位で効率化につながり、患者数が増えても一人あたりの診療外時間を抑えやすくなります。その結果、待ち時間の短縮や患者体験の向上に加え、スタッフの負担軽減や残業削減にもつながっています。

また、導入した仕組みは現場が理解し、主体的に運用してこそ効果が最大化される点も重要です。同院では、システムの機能だけに頼るのではなく、運用・導線・システムが一体となることで、患者さんにもスタッフにもやさしい好循環を生み出しています。

新築移転で実現した動線設計と未来への展望

新クリニックは、旧病院の隣にあったご実家跡地に建設。駐車場は約70台(今後さらに拡張予定)を確保し、車社会に適応した設計となっています。

院内は天井が高く開放的な待合室を中心に、診察室・処置室・リハビリ室・骨密度検査室などを効率的に配置。患者動線とスタッフ動線を明確に分離しつつ、最短距離で移動できるレイアウトになっています。

さらに院内サイネージでは、施設基準掲示や医院からのお知らせ、瀬戸先生のYouTubeチャンネルの情報発信も行い、ブランディングにも活用されています。

「紙を貼りすぎたくなかったんです。情報発信も、これからのクリニックには必要だと思っています。」

三代続く整形外科としての伝統を守りながらも、経営判断として無床化へ転換し、新築移転、IT活用、動線設計まで踏み込んだ改革を行う瀬戸整形外科クリニック。

ドクターキューブは単なる予約システムではなく、「多診察室モデルを成立させるインフラ」として瀬戸整形外科クリニック様を支えています。

瀬戸整形外科クリニック 院長 瀬戸信一朗

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