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ドクターキューブ導入事例

ドクターキューブ
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ふじえだファミリークリニック

院長 藤枝俊之

小児科×皮膚科のハイブリッド診療で、家族みんなの"主治医"に。
医療の枠に囚われず"うれしくなること"を提供するクリニック。

愛媛県の東端に位置する四国中央市にて開業されている「ふじえだファミリークリニック」様は、小児科医である院長の藤枝俊之先生と、皮膚科医である副院長の藤枝育世先生のお二人が共同で運営されています。「地域の子どもたちのために」という思いのもと、診療はもちろんのことクリニックの内外で開催するイベントでも愛されています。地域医療への熱意と、子どもたちに"うれしくなること"を提供し続ける理由を、院長・副院長のお二人に伺いました。

「田舎だから」と妥協しない、開業医として出来るだけの医療を提供したい。
――― 開業されたのが2003年ということですが、元々、この地で小児科として開業されることは決められていたのでしょうか?

(院長・藤枝俊之先生、以下院長先生)
いえ、元々は小児科でやっていくつもりはありませんでした。ただ実家は昭和25年に祖母が開業した小児科医の家系で、父もその跡を継ぎ小児科医として地域のために努めていました。その父が早くに亡くなってしまい、この地域の小児医療を絶やしてはいけないという思いから、地元に戻って開業することを決意しました。
父の時代は個人開業医でありながら、入院用の病室を設けるなど、患者様を自院でしっかりケアできる環境を整えていました。私もその考えに共感するところがあり、状態の良くないお子様が安静にできる部屋を作ったり、一般的な検査であれば自院で行える環境を整えたりしています。「ドクターキューブ」もそのひとつで、来院される患者様のためになる設備や機械であれば、どんどん導入していますね。

――― 患者様を受け入れる体制をしっかり整え、"地域に根ざした医療"を実践されているのですね。

(院長先生)
そうですね。とにかく地域の皆様を健康に導いていきたいという思いで医師をやっていますので、設備面にしても「田舎だから、この程度で良い」という考えは無いですね。田舎だから、開業医だからという言い訳をせず、地元の皆様が元気でいられるための医院でありたいです。

――― そこで「ドクターキューブ」が少しでもお役に立てていれば嬉しいですね。

(院長先生)
予約システムというものは、患者様にとってはクリニックの入口となる重要なものです。色々なメーカーから様々なものが販売されているものの、「これがベストだ」というものは正直見当たらないと思っています。しかし、その中でも「ドクターキューブ」はお仕着せのパッケージを提供するのではなく、こちらのアイデアや要望をしっかり聞いてくれて、その上で最善のものを提案してくれるというスタンスが有難いですね。

(副院長・藤枝育世先生、以下副院長先生)
「ふじえだファミリークリニック」では小児科と皮膚科を併設しているため、ご年配の患者様も多く来院されるのですが、スマホで予約というスタイルだけではハードルが高くなってしまいますので「自動電話予約」も対応してくれるのは非常に有難いです。院内でも、耳の聞こえにくい患者様でも使いやすい「タッチパネル予約」など、色々なニーズに対応してくれていますね。

コロナ禍で診療スタイルが変化も、ベースには"アナログ思考"。
――― それでは、院内のあらゆる設備もデジタル化が進んでいるのでしょうか?

(院長先生)
いえ、必ずしもデジタルが期待に全て応えてくれるとは思っていません。実際、カルテの電子化は行っていないのですが、それは私が求める運用に応えてくれるシステムが無いからです。それを実感したのが、ここ数年のコロナ禍でした。
当院には毎日200人前後の患者様がいらっしゃるのですが、感染が疑われる患者様に対しては"ドライブスルー診察"で向き合ってきました。患者様に車ごと並んでいただき、医師やスタッフが車を回りながら診察をしていくというスタイルだったのですが、こういった状況に応えてくれる電子カルテはなかなか見当たらないです。

(副院長先生)
そんな中、コロナ禍においては特に「ドクターキューブ」の「Qubell」があって助かりました。今も待合室が混雑していることに抵抗を感じる方も多いと思いますが、当院は駐車場も充分に確保しているので、患者様にはお車でお待ちいただき、順番が近くなったら「Qubell」でお呼びするということができます。お家の車ならお子様もリラックスできるでしょうし、駐車場全体が待合室と同じ状態になる訳ですから、患者様にもクリニック側にもメリットがありますね。 (※「Qubell」とは、駐車場等の待合室外で待たれる患者様に専用端末をお渡しすることで、医院様からの呼び出しがスムーズにできるドクターキューブオリジナルのシステムです。)

(院長先生)
元々、困った事態が起こっても、都度どう対応すれば解決できるかを自身で考えて対応してきました。ベースにあるのは、そういった"アナログ思考"ですね。例えば、最初にコロナが報道された時、これは数年がかりの対応になるぞと直感し、すぐ専用の診察室を増築するなどの行動を起こしました。
予約システムの「ドクターキューブ」に対しても同様で、あれがしたい・これがしたいという相談をよくさせていただきます。現在、予約ページの冒頭部は私が自分で更新をしているのですが、患者様へメッセージを迅速に伝えたいという私の希望が叶えられています。このようにクリニック側の体制や気持ちの変化にも、システムとして柔軟に対応をいただける点が、長くお付き合いできている理由のひとつですね。

コロナ禍に際し、急遽ピロティ部に増築した診察室

小児科医と皮膚科医がそばにいることの意味、親子を同時に診られる強み。
――― ところで、開業当時から、ご夫婦で小児科医・皮膚科医としてクリニックを運営されていたのでしょうか?

(院長先生)
そうですね。結婚した後、地元に戻って開業することになったのですが、小児科と皮膚科の両方でやることは最初から決めていました。 ビジネスとして捉えた場合は、それぞれが別のクリニックを開いた方が良いのですが、患者様のため、そして地域のためという視点で考えると、小児科と皮膚科が共にあることがメリットになります。そこで迷うことは無かったですね。

(副院長先生)
お子様の病気でも、皮膚から異常が現れるものが少なくありません。そうなると最初に皮膚科を訪ねる親御様も多いのですが、一緒に小児科医が居ることで複合的な診察を行えるのが強みですね。皮膚の疾患としてだけではなく、そのお子様の生活習慣、食生活、健康状態などを踏まえた治療と指導ができるのです。

(院長先生)
皮膚科受診の子どもの検査結果は小児科医の私も可能な限りチェックしています。小児科医というのは"おせっかい"な要素も必要で、一見元気そうに見える子どもでも、ちょっとした異変や変化に気づくことが大事です。

受付タッチパネル

(副院長先生)
また女性の私が医師として居ることで、特にお母様が話しやすいという点もあるのではと考えています。一般的に女性は子どもを持つと自分の身体は後回しになる傾向があり、表情やお話から気づいたことがあれば、お母様に診察や検査を勧めることもあります。母子の健康支援のために「ふじえだファミリークリニック」には検査技師も在籍しています。

(院長先生)
子どもは小児科、親御様は皮膚科というように、それぞれ受診して帰るというご家族も少なくありません。「ふじえだファミリークリニック」では家庭医として、親子・兄弟姉妹の体質や体調の傾向も把握するよう心がけています。その子どもが大きくなって、さらにその子どもを連れてくるということもありますから、文字通り"ファミリークリニック"として通っていただけるようになりましたね。

待合室

映画上映会にマルシェ開催、コミュニティースペース…すべては"うれしくなること"のため。
――― 地域では様々なイベントを開催されていることでも有名と伺いましたが、どういった理由で始められたのですか?

(院長先生)
昨年末のクリスマスには野外で映画上映会を行いました。大事な成長の過程にコロナ禍の行動制限が、子どもの将来にどう影響を及ぼすかとても心配だからです。いつものお医者さんで映画を観たなぁという記憶が、原体験となればという想いで企画をしました。感染予防のために冬場ながら屋外のイベントとしたのですが、上映前にキッチンカーを連れてきてマルシェを開くなどしたので、親子で楽しんでもらえたのではと思います。次の機会には、同じスクリーンでゲームができるイベントを企画していますよ。

野外イベント用の巨大スクリーン

(副院長先生)
以前は地元の青年会議所にも入っていて、地域のイベントにも参加していましたね。

(院長先生)
若い時に、バブル時代を闊歩してきた世代ということもあって、何か"うれしくなること"をしたいという気持ちが強いですね。自分だけでなく、地域の皆さんも、子ども達もうれしくなるようなことを企画できたらという思いは常にあります。
仕事としては医師をやっているので、まずは身体の健康という意味で"うれしく"なってもらうことを生業としているのですが、それだけでは内容も限られてしまいますしね。

クリニック入口横に設けた滑り台のほか、院内には"遊び心"が満載。

――― クリニックの建物も"遊び心"が満載ですが、近くに"コミュニティースペース"を作られたと?

(院長先生)
クリニックから徒歩2分の場所に「たまいば」という施設を作りました。元々は音楽教室をやっていた施設なのですが、親子が遊んだり勉強したりのんびりできるスペースに改装しました。小さな子どもが遊べるキッズルームもあれば、小中学生が勉強できるよう大きなデスクを置いた自習室、鏡のあるスタジオなど、幅広い用途に使えるようにしています。先日も、健康増進のためのピラティス体験や近所の高校生がバンド練習に来ていました。
診察に来た子どもはもちろん、当院スタッフも仕事が終わるまで子どもをここで遊ばせていたり、その友達がやってきて一緒に遊んでいたりと、自由に使ってもらえているようです。

(副院長先生)
さらに「ふじえだファミリークリニック」では、小学6年生までのお子様を預かる病児保育施設として「エミリア」を運営しています。こちらは発熱など比較的軽度の症状のお子様を看病する施設ですが、地域で働く親御様のために運営しています。

クリニックから徒歩2分の地に、子ども達の遊び場として愛される「たまいば」を開設。

キッズルーム・自習室のほか、工作ルーム、スタジオルームも用意。

――― 最後にクリニックとして、医師としてのビジョンを教えてください。

(院長先生)
近年は医療業界でも「ストリート・メディカル」という概念が出てきたように、クリニックや診察室の中だけでなく、近所で遊んでいる子ども達の健康を見守れるような医師になるのが夢ですね。
例えば、当院の前の広場で遊んでいる子どもの異変に気づいたら、ちょっと声をかけて診察するといったような…。 そのためには自分自身が健康で居続けることが何よりも重要で、休みが必要な時には休むということも大事になってきます。そこでも頼りにしているのは「ドクターキューブ」ですね。予約システムがあれば、この日は休むと決めたら、すぐ患者様達に発信ができます。また患者様の方でも、クリニックの状況をすぐ知れる訳ですから、双方にとって大きなメリットがありますね。

(副院長先生)
新型コロナウイルスが第5類感染症となったことで、最近は医療業界でもリモートではなくリアルで学会を開催するようになってきました。そのような機会にも「ドクターキューブ」で診療日を管理できるので、患者様とのつながりも上手く維持できるのではと思います。

(院長先生)
親子2代、3代と通っていただける患者様も多くなってきている中で、突発的な風邪や発熱の子どもよりも、アレルギーや基礎疾患のように長期的に支えていくお子様の割合が増えてきている状況もあります。
そういった状況でも、子ども達自身が通いたくなる、来たくなるような、新しい小児科の形を作っていけたらと考えています。
さらには子どもだけでなく、地域の皆さんにとって健康で幸せな暮らしをサポートできる存在でいたいですね。

院長 藤枝俊之 / 副院長 藤枝育世

ふじえだファミリークリニック

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