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ドクターキューブ導入事例

ドクターキューブ
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いけざわこどもクリニック

院長 池澤滋

父の背を追うように志した小児科医としての道。
患者様が集うクリニックは、子供を通じて地域の方々の“憩いの場”に。

熊本県合志市で開業する「いけざわこどもクリニック」様は、2002年の開業当時から、多くの患者様が来院する小児科クリニックとして地域でも知られる存在です。開院からほどなく予約システムを導入するなど、患者様の待ち時間軽減のために様々な手法を試されていた中で「ドクターキューブ」を2013年に導入いただき、現在に至っています。
今や地域に愛されるクリニックとして広く知られるようになった小児科医としての取り組みと、そのベースとなったご家族との“絆”について院長の池澤滋先生と奥様の池澤千恵子看護師長にお話を伺いました。

地域の医療において重責を担った父の背中に、将来の生き方を見た少年時代。
――― 医師を志された段階から小児科を志望されていたと伺ったのですが、どういったきっかけがあったのでしょうか?

(院長・池澤滋先生〔以下、院長〕)
元々、父が熊本で小児科医として開業していて、その影響が大きかったかと思います。実際、物心の付いた頃には、数学の研究者であったり歯科医であったり憧れた職業は幾つかありました。しかし進路を決める高校3年の段階で自分の将来というものを考えたところ、やはり父のような医者・小児科医として世間の役に立ちたいという思いに気づいたように記憶しています。子供の頃から、父からは一度も「医師になれ」と言われたことはなかったのですが。
実家は父の医院と併設しており、毎日の暮らしは小児科と共にありました。特に子供の多い時代でしたから、昼夜を問わず父のもとに急病の子供を連れた親御様が訪ねてくることも日常で、それこそ医大を目指して受験勉強をしている傍らで、患者様からの電話を受けているような日常でした。それに、その頃から子供と接していて可愛く感じていましたので、小児科を選んだのも自然な流れでした。

――― 小児科医の日常とともにご家族の暮らしがあったのですね。

(院長)
そうですね。当然その頃はパソコンもありませんから、患者様の順番を紙に書いて管理しているような体制でした。また、父は熊本県における「休日当番医」の制度づくりに関わったような人で、休みの日も患者様のために忙しくしていました。しかし、そのように地域の皆さんに頼りにされている小児科医の父の姿が誇らしかったのですね。その思いは私だけではなかったようで、同じ家で育った兄も小児科医、妹は薬剤師となり、地域の医療に貢献する道を選んでいます。

(奥様・池澤千恵子看護師長〔以下、師長〕)
とても多くの患者様がいらっしゃる病院だったようで、本当に家族全員で患者様の対応をしていたそうです。その様子を間近で見ていたからこそ、自分もその道に進みたいと兄妹共に考えたのではないでしょうかね。

――― 池澤院長も、そしてご兄妹も、同じような気持ちでお父様の背中を見ていらっしゃったのですね。

(院長)
恐らく、そうだったのでしょうね。戦後の厳しい時代に苦労して医師になった父の姿を見ていますから、まさに“親の背中を見て育った”というところですね。兄は高校から親元を離れて学んでいたのですが、その後同じ小児科医になりましたから、やはり父への尊敬がそうさせたのだと思います。

目指したのは父のような小児科医。あえて厳しい環境で過ごした若き日。
――― そして目標の第一歩として久留米大学に進まれ、ご卒業後は久留米や北九州の医療機関で経験を積まれた訳ですが、どういった考えがあったのでしょうか?

(院長)
医師を志した時から「小児科医として開業する」ということが目標でしたので、研修を受ける環境については多くの患者様を抱えているなど厳しいところを積極的に選んでいました。将来、できるだけ高いレベルの医療を提供できる医師でありたいと考えていましたので、結果的に10年ほど勤務医として働いたのですが、常に厳しい環境で経験を重ねてきました。

――― その後、経験を重ね、満を持して開業の時を迎えられる訳ですが、地元に帰って開業することは決めていらっしゃったのですか?

(院長)
そこについては悩みました。大学から久留米に行き、そこで繋がった先輩などの関係があったり、また経験を積むために異動した場所でも伝手が生まれますので、そこでの開業も選択肢としてはありました。しかし、郷土愛もありましたし、家族や身内が近くにいる環境が望ましいのではという考えもあり、地元へ帰ることを選択しました。

――― ご実家の医院を継がれるという選択は無かったのですか?

(院長)
その選択は無かったですね。先ほども話しました兄が研究医から開業医になっていたことと、私自身も父とは違う環境で修行を重ねたことでクリニック運営における手法や考え方などの流儀が多少変わってしまったことがあり、私は私のやり方で開業することが好ましいと考えていました。
ただ、実際に開業するとなった時には、兄妹や親戚が熊本県内の情報などを共有してくれまして、「あの地域は小児科が多い、少ない」というようなリアルな話を聞かせてくれました。そういうことからも近くに身内がいるというのは有難いことだなとも感じましたし、現在の当院の場所に決めたことにも少なからず影響がありました。

受付

「常に謙虚に、朗らかに。」をモットーに、スタッフも活躍する“憩いの場”として。
――― そういった経緯があり、2002年に「いけざわこどもクリニック」を開かれました。開業後、すぐに患者様が集まられたのですか?

(院長)
開業の場所を決めるに当たり、身内からの情報だけでなく、いわゆるコンサルタントからの情報も多く聞きましたし、実際に何度も足を運んでリサーチを繰り返していました。そうしている内に、たまたま故郷にも近く、比較的小児科医が足りていなかった現在の町に行き着いたのです。住宅地として開発も進んでいて保育園・幼稚園も多く、子育て支援もしっかりとしている明るい町だということが分かり、ここでの開業を決めました。その“分析”が正しかったのか、開業して間もなく多くの患者様にお越しいただけるようになりました。当時のコンサルタントが「ひと月に何十名」と見積もっていた数字を、あっさりと超えてしまったほどでした。

――― いきなり多くの患者様が来院されたとなると、院長をはじめ皆様も大変だったのではないですか?

(院長)
小児科の場合は季節性の病気などの関係もあり、だいたい秋から忙しくなると言われていて、開業時期も秋を狙っていくことが多いのですが、私の場合は秋に万全の体制で患者様を受け入れられるよう4月に開業をしました。患者様が少ない間ならオペレーションの部分で失敗をしても影響が少ないので、トライ&エラーを重ねることができましたが、やはり秋になると患者様であふれてしまって大変でしたね。

(師長)
駐車場はいっぱいになってしまうし、玄関も靴でいっぱいになってしまって、自動ドアが閉じなくなってしまったほどなのです。ひとつ盲点だったのが、小児科は“患者様が一人で来ない”ということで、子供には必ず親御様が付いて来ますし、兄弟がいる場合も少なくありません。それで靴が溢れるし、散らかるし…うちの子供たちに、15分おきに靴を並べてもらうように頼んでいたこともありました。

――― そういった経験も積み重ねて、現在の「いけざわこどもクリニック」があるのですね。

(院長)
そうですね。診察に対しては開業時から「常に謙虚に、朗らかに。」という理念でやってきましたが、そのためにも、まずはスタッフが働きやすい環境づくりを心がけています。

(師長)
現在は、看護師や医療事務は当然のこと保育士についても有資格者のスタッフを揃えていますが、淡々と仕事をするだけではなく“それぞれが輝ける”ことを重視しています。そのために毎朝の朝礼ではスタッフがスピーチをするようにしたり、院長と気軽な形で面談をしたりして、スタッフそれぞれの個性や趣味などを理解するように努めています。その中で院長の思いをスタッフ一人一人に伝播させることが重要ですね。
現在では保育士のスタッフが中心となった「育児相談」や、主に患者様のママたちに向けた美容のアドバイスなども積極的に行なっていて、診察以外でも地域の方々にお越しいただけるようになりました。医師だけでなくスタッフも輝くことで、クリニックが地域の“憩いの場”として役立てていただけるのが有難いですね。

多岐に渡る要望、急な変更などにも対応してくれる「ドクターキューブ」に感謝。
――― 「いけざわこどもクリニック」を開業されてから10年ほど経った頃に「ドクターキューブ」を導入いただきました。そこには、どのような経緯がありましたか?

(院長)
開業当時こそ紙の「受付表」を受付に置いて、患者様に記入していただく形式を取っていたのですが、その年の年末にインフルエンザ感染症の爆発的な流行が発生して、院内での待ち時間が長くなるなどの問題が顕在化しました。そんな頃に学会の企業展示ブースで予約システムの存在を知り、有効なツールであると魅力は感じていたものの、インターネットの普及がまだ進んでいなかった状況もあり導入には至りませんでした。
しかし開業から2年も経った頃には早朝から患者様が列を作り、駐車場も車で溢れるという事態になってしまい、いよいよシステム導入は避けられない状況だと判断して、当時知った業者様の予約システムを導入しました。紙で管理していた時と比べると、待ち時間の解消につながりました。

待合室

――― システムの導入で患者様のストレスも、スタッフ様のストレスも緩和されたのですね。

(院長)
その一方で、インフルエンザワクチン接種予約も別枠で取る必要が生まれ、さらに別のシステムを導入しました。そのシステムも単体では有意義なものではあったのですが、先行するシステムと併用しなければならなくなり、患者様に2つのシステムを使っていただく不便さが生まれてしまいました。

――― そういう状況で「ドクターキューブ」を導入いただいたのですね。

(院長)
そうですね。別の学会で出展していた「ドクターキューブ」のブースで存在を知り、すぐにデモをお願いしました。当時の懸念だった診療予約とワクチン予約が1システムでできるのは魅力でした。加えてベースのシステムに対してカスタマイズにも対応してくれて、こちらからの細かな要望についても会社として検討・実践してくれるという姿勢は有難いと感じました。

(師長)
現在は元々の診療予約・予防接種予約、事前問診入力に加えて、医療脱毛や育児相談の予約についても「ドクターキューブ」で行なっていますし、LINEとの連携も今年から始めました。

スタッフルーム

――― 「ドクターキューブ」導入後の皆様の反響はいかがでしたか?

(院長)
当初は「順番予約」で承っていたところを、途中から「時間枠」予約に変えるなど細かい変化はしてきましたが、患者様には使いやすさを絶賛いただいていて、スタッフにも使い勝手が良いと好評ですね。

(師長)
以前のシステム導入時には、スタッフ総出で患者様に使い方をレクチャーしていたこともあったのですが、そんな下地やスマホの普及などもあり「ドクターキューブ」は患者様にも気軽に使っていただけています。

――― 最後に、今後の「ドクターキューブ」に期待することなどがあれば教えてください。

(院長)
今までも多くのリクエストに応えていただき感謝しています。急な変更やトラブルにも早急に対応いただけるサポートの皆様にも頭が下がります。 これからも、改善提案や改良版の提供などを引き続きお願いします。

院長 池澤滋 / 看護師長 池澤千恵子

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